狼と7匹の子やぎ(おおかみ・オオカミ・子ヤギ・子山羊)

グリム童話にあるこの民話「オオカミと7匹の子ヤギ」の中で、狼は、お母さん山羊の声に似せて子ヤギたちをだまそうとして、 自分の声を高くて優しい声にするために„Kreide“を食べる。この„Kreide“は、ここでは„Kirschkreide“のことだと思われる。 „Kirschkreide“とは、プロイセン方言でKirschmus(さくらんぼのジャム)のことで、これは蜂蜜と同様に、かすれたガラガラの声を治す作用があると一般に思われている。
出典:Wiktionary
これを考慮するなら、「白ぼく」「チョーク」という訳語はおかしい。「はちみつ」という訳のほうが合っているようだ。
現代では、Kreide fressen(「Kreideを食べる」)は「うわべだけ愛想よくする」「ネコをかぶる」という意味の熟語になっている。(出典:同上)
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